爽介さんの年齢の息子がいるなんて、全く見えない。
まさかここでお義母様に会うとは......。
このまま帰る訳には行かなくなってしまった。
ただ、荷物を届けに来ただけなのに、どうしてこうなるのだろう。
本当だったら結婚前に会っているのが普通なのだろうけれど、私の場合、出会ってその場で結婚だったし、いつの間にかだったから挨拶するとかそんな余裕はなかった。
だけど、心の準備もないまま、2日連続でお義父様とお義母様に会うとは思ってもいなかった。
どうせなら、顔合わせ的な席を設けてくれた方が、心の準備はバッチリできたのに。
心の中で溜息をつきながらも、ここで無視して帰る訳にもいかず、諦めた私は爽介さんの隣に戻った。
「あら?」
「お母様、ご紹介します。僕の奥さんになった葵です」
「まぁっ!」
昨日と同じように紹介され、私はぺこりと頭を下げた。
けれど、反応は昨日のお義父様とは全然違う。
むしろ、なんだか輝いている。



