やっぱり、爽介さんとの仲が良くないのだろうか。
興味が無いとでも言うような反応だ。
私はどうしたらいいのだろう。
戸惑っていると、爽介さんから手を取られてそのまま部屋の外に出る。
もちろん、失礼しましたと言ってからだけど、その声にお父様が顔を上げることは無かった。
「ごめんね、嫌な思いさせて」
部屋を出て少し離れた時、掴まれていた手が離されて悲しそうな顔で爽介さんが言った。
家族だから、私を紹介してくれたのだろうけれど、こんな反応をするという事は、爽介さんはお父様に認めてもらいたかったのかもしれない。
「大丈夫です」
私より、爽介さんの方がダメージ受けてる。
正直、初対面の人に冷たくされても、私にはあまりダメージは無い。大丈夫と言ったのは、決して強がりな訳では無いのだ。
「仲、悪いんですか?」
いくら冷たくて、私に興味がない人でも、これからお義父さんに家族になるのだから、関わらない訳にはいかないだろう。



