王子系ドクターと溺愛新婚生活〜家政婦ですが結婚するなんて聞いてない!〜




「あ、それは、色んなところで出していたんだよ。もちろん違う募集とか、僕も自分で探したりもしたんだけど......。

なにせ、手がかりが名前と年齢だけだからね。
あの時の病院に行って、カルテを見させてもらったけど、書いてあった住所は既に引っ越した後だったみたいだし」



いつの間にか声に出てしまっていたらしい。

でも、こんな偶然が、本当にあるのだろうか。



「もし、葵が見つからなかったら、お見合いさせられてその相手と結婚ってなっていただろうから、葵からの応募が来た時、最後の望みとして会ったんだ。何人か応募が来たけど、みんな特徴も名前も違ったからね。

同姓同名ってことも考えたけれど、会って正解!直ぐに分かったよ」



こんな、マンガみたいな出来事が現実で起こるなんて、夢にも思わなかった。


爽介さんが探していた想いの人が、まさか私だったとはーー。

お姉様が言った、爽介さんを救った子という言葉の意味が、やっとしっくり来た。