「友達には電話したんですけど、出なくて……それで、他に相談できる人を探した時に、爽介さんと仲のいい村本さんを思い出したんです」
「なんで圭なの?僕に相談すればよかったのに」
そんなこと、できるはずがない。
爽介さんのことを相談したかったのだから、本人に相談なんてできる訳が無い。
それを伝えようとした時、前菜が運ばれてきた。
メニューを言って、滑らかに私の目の前に置かれたお皿には、美味しそうなサラダが乗っている。
「食べながら話そう」
爽介さんは、頂きますと言って、先に食べ始めた。
サラダは美味しそうだけど、食べたいけれど、私はその前にさっきの返事をしたい。
「爽介さんに話せる内容じゃ無かったんです。……爽介さんのことを相談したかったから」
最初の一言だけだと、また誤解されそうなのでちゃんと付け足した。
「え?僕のこと?」
そんな内容だと思っていなかったのか、びっくりしている。



