えっ?外?
別に家でも良いのだけれど……。
爽介さんが何を考えているのかは分からない。
だけど、時間さえ取って貰えればいいので、私は了承した。
「明日の19時に病院の前で待ち合わせしよう」
「わかりました」
時間を取って貰えたことに安心した私は、既に限界だった睡魔にふたたび襲われる。
爽介さんと約束も出来た私は、先に寝る事にした。
***
現在18時50分ーー。
私は、服装とメイクをしっかり済ませて、変じゃないか最終確認をしていた。
「大丈夫……だよね」
これから私は、爽介さんに誤解を解いて、気持ちを伝える。
つまり、告白をするのだ。緊張が極限まで高まっている。
少しでも可愛いと思って貰えるように、できる限りのことはしたはずだ。
たとえ、爽介さんが昔救ってくれた人を思っていても、これから私のことを知ってもらえるように努力していくつもりだ。
それでもダメだったら、諦めるしかないけれど……。
できる限りのことはしていきたい。