「私との結婚は契約的なもののはず。なのに、溺愛するって言ったり、仕事をしないで寝ちゃっても怒らなかったり、一緒にお風呂に入る?とか冗談を言ったり......」
そのせいで、私がどれだけドキドキさせられて苦しんでいるか。
ただ仕事のはずなのにーー。
「えっとーー、葵ちゃんそれは、俺に話していい話?」
私の悩みを伝えると、村本さんは困ったようにそう言った。
もちろん、聞いて欲しくて言ったのだから、話してもいいと思う。
「相談相手......間違えてない?」
「間違えてないですよ?それで、爽介さんがそんなことをするから、私すごく振り回されているんです」
村本さんの反応を気にしていたら、話が進まないので、このまま続けさせてもらう。
「間違えてないなら、確認だけど......葵ちゃんは、爽介の事が好きってことだよね?」
そう言われて、カッと顔が熱くなる。
私は爽介さんのことが好きーー。



