言ったそばから後悔している私は、村本さんがどんな反応をしているかなんて見る余裕が無かった。
「知ってるよ。あいつが焦って葵ちゃんを探してたからね」
その答えを聞いて、はっとする。
知ってるなら、相談しやすい。
だけど、焦って私を探してたってどういう事だろう......。
「あの、それってーー」
「それで、葵ちゃんは何が聞きたいの?」
どういうことですか?そう聞く前に、私の事を聞かれる。
たぶん、その理由は話すつもりが無いのだろう。
「私が聞きたいのはーー」
結婚した理由を知っているなら、私が爽介さんと恋愛結婚じゃないことは知っているはず。
それならと、今までの爽介さんが私にしてきた事を話した。
突然だったのに、私の部屋まで準備されていた事から、この間のお休みの日の事まで。
「それで、爽介さんがおかしいんです」
「ん?」



