それで、爽介さんが入っている間にご飯を作れば、あまり待たせることもないはず。
「そうですねーー」
「じゃあ、行こうか!」
“じゃあ、行こうか”?って、どういう事?
嬉しそうに立ち上がった爽介さんは、私をエスコートしようとしてくる。
ーー待って待って、お風呂でもはいる?ってもしかして、一緒に入るって意味だったの!?
色んな考えが一気にふっとんで、近づいてくる爽介さんに目を奪われる。
「一応確認ですけど、これは一緒に......って事ですか?」
「うん、そうだけど?」
当たり前のように言われて、次の言葉が詰まる。
「む、無理ですっ!」
一緒に入るなんて、そんなの恥ずかしすぎる。
入る前からのぼせそうだ。無理に決まっている。
考えるだけでも、頭から湯気が出そうだった。
「うそ、冗談だよ。入っておいで」
まさか、からかわれた?
楽しそうに笑っている爽介さんは、私の背中を押すように送り出す。



