「す、いませんっ」
いつの間にかされていた膝枕。
ずっと覗き込まれているのも、どうしたらいいのか分からないので、私は飛び起きるように起き上がった。
もちろん、寝心地は良かったのだけれど、私はどうして普通に寝ていたのかが知りたい。
「えっとあの、爽介さんはいつから起きてたんですか?」
「んー、10分くらい前かな?」
10分も!?まさか、ずっと寝顔を見られていたの?
それで、気づかずに寝ていた私も私だけど......。
一体何を見られていたのだろう。
「途中で寝ちゃってごめんね?」
「あ、いえ......、それは爽介さんはお仕事もあるし、疲れてたからしょうがないです......」
なのに私は、今日の仕事もせず、寝顔を見たら眠くなって一緒に寝てしまうなんてーー。
せめて、爽介さんが起きた時にすぐ起きれたら。終わったことだけれど、そう思ってしまう。
「眠いなら、まだ寝てていいよ?」



