楽しそうにしている所悪いけれど、私にはまだ掃除が残っている。
「でも、掃除してないんで......」
「1日くらいいいから!ほらここ座って?」
なんだか、勢いに流された気もするけれど、されるがままテレビの前のソファーに座った。
掃除する場所が無いくらい、あまり汚れていないから、1日くらいと言われると、まぁいいかと思ってしまう。
「これとこれ、どっちがいい?」
目の前に出された映画はどっちも面白そうで、見たのことの無いものだった。
どっちがいいか聞かれても、迷ってしまう。
「んー......こっち?」
アクションものも好きだけれど、恋愛系のも好きだ。
そして、私が選んだのは恋愛系の映画。
どうしてこんなにDVDがあるのか、突っ込みたいところだけれど、色んなジャンルがあるから、爽介さんは映画を見るのが好きなのかもしれない。
そう勝手に判断して、私はソファーの背もたれに身体を預けて深く座り直した。



