SHRが終わり、休憩時間になった。
1時間目は仲を深めるために、何かするみたい。
楽しみだなー!
1人でウキウキしていると、さっき乃乃が言ってた、大きな人が私の机の中に何か入れてたって
いうのを思い出した。
机の中を見てみると、手紙が入っていた。
それには
"昼休み、放課後へ来い"
とだけ書いてあった。面白そうだから行って
みよー。
「鈴亜ちゃん、何が入ってたの?」
と、乃乃が話しかけてきたきた。
「んー。呼び出されちゃった✩.*˚」
「それ大変だよ鈴亜ちゃん!先生に言わないと!」
「さっきも行ったけど安心して、乃乃は私の性格知ってるでしょ?私の巧みな語彙力で成敗してみせるわ!」
「でも心配だなぁ。」
「大丈夫。気にしないでいいから。」
「そうだね。しかも鈴亜ちゃんには、何かあっても瑠葵(るき)君が来てくれるもんね~。」
「えっ、誰?ルキって誰?」
大樹まで話に入ってきた。
「私の彼氏。」
「へぇ~。彼氏なんていたんだ。」
「そ、そりゃいるよ。可愛い彼女が。」
「嘘つけ。その動揺っぷりは彼女いないな。」
「だーっ!そうだよ、いない。」
「やっぱり。まぁ、大樹はすぐ彼女できるよ。」
そう、大樹はイケメンなのだ。
私の彼氏は、のほほんとした癒し系のイケメン
だが、大樹は王子様系のかっこいい人なのだ。
「慰めなんかいらないっ!」
大樹がいじけていると、チャイムがなった。