「ねぇ俊哉、浮気した?」受け入れがたい現実を嘘だと思いたかった。 「えっ」彼の顔が瞬時に強張る。 「浮気したよね?」否定して欲しかった。 「ごめん!魔が差したんだ、ごめん」床に頭を擦り付けるように土下座して謝っている。 「認めるんだね……」あぁ…冷めた。私の中で一気に冷めた。 この部屋に来るようになって3ヶ月。 鞄に常備しているエコバッグにどんどんと私の物を入れていく。 「なぁごめんって!本当にごめん」私の行動を止めるようにまとわりつく。