ワタシの勘は鋭い





会っていなかった日々のことをお互いに話した。


「いっぱい泣かせちゃって、ごめんね」


「なによ、今更」


「でもちゃんと、聞いてほしいことがあって」


真剣な顔をして私の手を握る。


「俺、好き。マヤのこと、好き」


「今、なんて...」


「でも、覚悟がなかった。」


「覚悟?」


「うん、全てに対しての覚悟がなかった。だから言えなかった。でももう覚悟した」


「うん」


「付き合ってほしい」