「……っ、ふ、ぁ……」
食べられちゃうようなキスが繰り返し落ちてくる。
逃げよう、なんて少しも思わない。
もう、気持ちが一緒だって知ってるから。
「っ、は……んぅ……っ」
呼吸がすぐに苦しくなって、酸素欲しさに無意識に狼くんのシャツを握る。
口を開いたのは息苦しいからなのに、それを埋めるかのように狼くんの舌が入ってきて、どんどん深いところまで。
「ん……っ、ぁ、も……っ、だめ……っ」
ちかちかと視界が白んで限界をさとる。
涙目になった私をようやく一時解放した狼くんは、ぺろり、と舌なめずりして。
「やば……、止まんないかも」
「っ、え」
「飢えてんだよ、ぜんぜん足りねーから、こんなんじゃ」
ギラギラとした獰猛な瞳につかまる。
これじゃあ、狼くんがほんとうにオオカミだ。
だけど、狼くんなら悪くないか、なんて思ったとき。



