勝手に盛りあがっているところ悪いけれど、まやくんが何を面白がってるのかぜんぜんわからない……!
非難めいた視線をまやくんに寄こす。
もちろん取り合ってくれるはずもなかったけれど。
「あれは100パーで黒だと思うけど」
「はい……?」
「ほかの男の所有印つけてるってのも、なかなかそそるね?ってハナシ」
そう言って、伏し目がちに見つめてくる。
まやくん、ほんとうにさっきから何言ってるかぜんぜんわからない。
お願いだから日本語で話してほしい。いや、じっさい日本語なんだけど、もっと私にもわかるように……。
「もーちょっと揺さぶってみよっか」
「へ?」
「今度は直接的にね」
事態を飲みこむより先に、まやくんが首をひょこっと横に出した。私には、あんなに「見るな」って言った狼くんのいる方向。
それで何をするかと思えば。



