「すごい……」
普段は凜々しい表情で騎士の任務を全うしているアイリスだが、宝石を見る姿は十八歳の令嬢そのものだった。薄茶色の大きな目を、キラキラと輝かせている。
カールは部屋の端に立ち、その姿を眺めた。
今日は騎士服ではなく、すっきりとしたデザインのドレスを着ていた。飾りが少ないそのドレスが、アイリスの元々持っている凜とした魅力をより引き立たせていた。
「なんかさ、アイリスちゃんって最近綺麗になったよな。前から整ったクールビューティーっぽい雰囲気はあったんだけど、なんというか色気が出てきたというか──」
「アイリスを気安く愛称で呼ぶな」
ぴしゃりとレオナルドに発言を遮られた。
「え? いいだろ、別に」
カールは怪訝な表情で隣に立つレオナルドを見やる。まさか呼び名で怒られるとは思っていなかった。
普段は凜々しい表情で騎士の任務を全うしているアイリスだが、宝石を見る姿は十八歳の令嬢そのものだった。薄茶色の大きな目を、キラキラと輝かせている。
カールは部屋の端に立ち、その姿を眺めた。
今日は騎士服ではなく、すっきりとしたデザインのドレスを着ていた。飾りが少ないそのドレスが、アイリスの元々持っている凜とした魅力をより引き立たせていた。
「なんかさ、アイリスちゃんって最近綺麗になったよな。前から整ったクールビューティーっぽい雰囲気はあったんだけど、なんというか色気が出てきたというか──」
「アイリスを気安く愛称で呼ぶな」
ぴしゃりとレオナルドに発言を遮られた。
「え? いいだろ、別に」
カールは怪訝な表情で隣に立つレオナルドを見やる。まさか呼び名で怒られるとは思っていなかった。



