「なぜって……。私も十八歳になりますし、そろそろ良縁を結ぶ準備をしなければ──」
「駄目だ」
「は?」
「駄目だと言ったんだ。相手は最近独身になったヘンセル家のあいつか?」
アイリスは唖然として憮然とした表情を浮かべるレオナルドを見上げた。なぜここで元婚約者のスティーブンの名が出てくるのだろう。
「違います」
「では、どこのどいつだ?」
レオナルドは険しい表情のまま、怒気を孕んだ声で問い返す。
「相手はまだおりません。これから探すのです」
アイリスの言葉が予想外だったのか、レオナルドは黙り込んだ。
「駄目だ」
「は?」
「駄目だと言ったんだ。相手は最近独身になったヘンセル家のあいつか?」
アイリスは唖然として憮然とした表情を浮かべるレオナルドを見上げた。なぜここで元婚約者のスティーブンの名が出てくるのだろう。
「違います」
「では、どこのどいつだ?」
レオナルドは険しい表情のまま、怒気を孕んだ声で問い返す。
「相手はまだおりません。これから探すのです」
アイリスの言葉が予想外だったのか、レオナルドは黙り込んだ。



