自分で言うのもなんだが賢い子供だったと思う。
なにせこんなにありえない状況に冷静に対応できていたのだから。



懐かしい夢…



目を擦りながら、鳴り響く目覚ましを止め、布団から出る。


いつもと変わらない毎日。

時刻は夕方。今日は春休み最後の日。


すっかり昼夜逆転しちゃったな…


「って、やば、もうこんな時間!?」



着替えながらふと横目に見た時計を二度見して叫ぶ。
今日はだらだらし過ぎたみたい。


こんな時間になってしまったのは先程の夢が
頭から離れないせいだろうか。