ドアを開けると、
「あ、なのおはよ」
「おはよ、かず」
と、傘をさしてニッと笑顔を向けてくる彼。
彼の名前は、柊 一輝。
同い年で幼馴染。それに同じクラス。毎朝一緒に登校しているの。
クラスの人気者で、女の子からすごくモテる。
認めたくないけど、かずはとてもイケメンさんだ。
昔はやんちゃだったけど今は少し大人っぽくなった…のかな…?
「お前なんで朝から顔がそんなに強ばってんだ?」
と言い、ほっぺをぷにっとつままれ、
「ふはっこれでいけ」
と笑われる。
うん、やっぱり前言撤回。全然大人っぽくない。寧ろまだ子供!幼児!赤ちゃん!
「おい赤ちゃんまでいくか…?」
「あれ、聞こえてた?」
「心の声ダダ漏れだぞ」
えへへ、漏れてたそうです…すみません…
