「何でそんなに怯えるんだ?」

「私たちに貴女は甘えていればいいのですよ?」

二人に押し倒され、アンはびくりと肩を震わせる。しかし、ルーサーとシャノンに体のあちこちを触れられ、キスを落とされて恐怖から泣いてしまう。その涙さえ、二人に愛おしげに舐められた。

「貴女はここで一生過ごすんです」

「俺たちが愛してあげるから」

二人に唇にキスをされ、服に手をかけられる。これから何をされるかなんてわかっている。長い夜の、自由のない囚われの日々の、始まりなんだ。

解けない恋の糸は、絡まって縺れ合う。その糸を断ち切れず、諦め切れなかった二人にアンは閉じ込められた。

恋の花は枯れたはずなのに、二人からは逃げられない。