何分か経ってから頼が席に戻ってきた。

頼『うまくいったぞ!』
俺はどううまくいったのかわからず首をかしげる。

『え?』

頼『真理亜ちゃんに相談したら真珠子ちゃんもクリスマスどうしようか悩んでたって。だからまずは、慣れるためにも五人で出かけようって話になった。』
真珠子に悩ませてしまったと俺は自分が情けなくなった。

『悩んでたのか…。』

頼『当たり前だろ!クリスマスなんて女子が一番楽しみにしているイベントだぞ!兎に角24日お前も空けとけよ!』
そう言ってクルッと自分の席に向き直った。

その後皆で話し合いをして(主に伊藤さんと頼)少し離れた遊園地に行くことになった。