そんな約束をしたので校門前には守人が待っている。
私は手に力をギュッと込めてから彼の所へと走った。

『お、お待たせ…守人。』
私はやや下を向いて片手を上げる。

守人『おはよ!た、真珠子!』
守人も顔が赤くなっている。

守人『い、行こっか!』

『うん!』
そんな様子でどぎまぎしながら私達は教室へとむかった。


教室へとつくなり白路君と真理亜が駆け寄ってきた。

真理亜『真珠子〜おめでと!』
そう言ってギューッとしてくれた。
『あ、ありがとう!』

白路君『やるじゃん。良かったな。』
そう言って白路君が守人お肩を組んでいる。

守人『お、おう。』
男性らしい祝い方だ。
私たちの慣れない感じに二人はその後もずっとニヤニヤしっぱなし。
その後も私達は私の席に皆で集まって昨日の事や思い思いの話していた。