−次の日−

私と真理亜は文化祭最後の準備で残っていた。明日は待ちに待った【秋祭り】だ。

真理亜『明日だよー!楽しみだね!』

『うん!高校最後の文化祭!楽しまなくちゃね!』

私達は上機嫌で窓の装飾をしていた。

ふと窓の外を見ると一人の生徒がグラウンドを歩いている。
『ねぇ…。あれって峰君?』

真理亜『あ、本当だ!』

峰君がトボトボと歩いているその先には物置のような小屋がある。

『何してるんだろ…。』
すると、その物置から人が出てきて峰くんの前に立った。

真理亜『ねぇ、あれって…。』
真理亜がすごく不安そうな声で言う。

『あれ、今野じゃない?』
私達が見つめる先に出てきたのは今野で間違いなかった。
何やら二人は真剣な様子で話をしているようだった。

『何やってるんだろう。』
そう思った時後ろからクラスメイトに呼びかけられた。

『真珠子ちゃん達、こっちも手伝って貰っていいー?』

私と真理亜は『『はーい!』』と言ってその場を離れることになった。


(一体何を話しているんだろう…。)