その日の帰り真理亜と流れ川の土手で今野との事を話した。

真理亜『うそでしょ。今野が?!』
真理亜がもの凄く驚いている。
『うん…。こんなの経験ないからどうしたら良いのかわからなくて…。』
真理亜『あらー。オモテになられるのね。真珠子ちゃん♡』
凄くわざとらしい。
『からかわないでよ!凄く悩んでるんだから…。』
真理亜『アハハハ。冗談!ごめんね。』
(ホントだよ。)
真理亜『んで、真珠子はどうしたいの?』
『どうしたいって言われたって。』
それが分かっていたらこうなっていない。

真理亜『だって、二人から気に入ってもらえててそれを選ぶのは真珠子でしょ?真珠子がこの先峰と今野のどっちと隣に居たいかじゃないの?』

私は頭の中でそれぞれ峰君と今野の隣にいる自分の事を想像してみる。

峰君とはーーーーーーーーーーーーーーー

公園で一緒にバスケをしている。
凄く笑顔。
次のシーンは峰君の広いお家の庭で皆と囲まれてお食事をしている。

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何かもの凄く高みだ!
頭をブンブン降って
今度は今野とーーーーーーーーーーーーー

お家で二人でケーキを作っている。
二人で好きなようにデコレーションして鼻にホイップつけたりして…。

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またまた頭を降った。
何だかメロドラマのようだ。

(どっちって言われても…。わからないよぉ!)
結局何の解決にもならなかった。

(ハァ。どうしたら…。)