流川病院に着くともう辺りは暗くなっていた。 爺にお礼を言い、急いでエントランスを通り抜ける。 受付の人に病室を教えてもらいエレベータに乗る。 (頭が痛い。) 緊張が張りつめっぱなしだからか息も浅くなっているのだろう。 エレベーターを降りると更に空気が重く感じた。 時間外なので人も多くないだろう。 重い足を必死に前へ動かすが気持ちがそれを制御しているのか中々前に進まない気がした。 少し歩き、505の病室の前に来た所で足が止まる。 深く深呼吸をしてから扉を開けた。