−次の日−

ルイボスティーのお陰なのかぐっすりと眠ることができた。
俺は着替えをしてから下のリビングへ降りていく。
部屋に入った所でダイニングテーブルで食事を取る親父と目が合った。

爺『おはようございます。守人様。』
爺はいつもと変わらない笑顔だ。

『おはよう。』
親父の反対側に腰を下ろすとモーニングが運ばれてきた。至っていつもと変わらない光景。変わったのは親父への気持ちだ。
食べ終わった所で爺がルイボスティーを運んできた。
昨日の事が蘇る。
反対にいる親父に目を向けると親父は咳払いをして新聞を読むふりをして顔を隠した。

『はぁ。』
俺は一口飲んだあと、深いため息を漏らした。こんなんじゃ先が思いやられる。
呆れた俺は口を開いた。