「お待たせー…ってわっ!せ、星奈顔…!」
「あ、ごめんごめん。ついね」
そう言って笑う星奈に、僕らは苦笑いしか出来なかった。
ふと窓の外に目を向けると、いつの間にか空は暗くなっていた。
一華がお風呂から戻ってくると、我先にと優が入っていった。
⋆ ・⋆
「上がったよ〜。いやぁ広かったね。立派だわ。」
最後の優真がお風呂から上がると、そんなことを言いながらこちらへとやってきた。
無駄にいい上半身を晒しながら。
「ちょ、あの…!な、なんで上半身裸なの?!ふ、服を…! 」
それを見た一華が目をギョッと見開きながら、優真に背中を向ける。
「だって、お風呂上がりって暑いじゃん?」
とか何とか言いながら、濡れた髪をタオルで拭きながらくしゃみをした。
もうこいつ、なんて言ったらいいのかわかんない…。
「わ、分かるけど…!」
