「…ありがとう」

「ん」



何となく気まづくなってしまったのを紛らわそうと、貰った飲み物を口に含む。

その飲み物が喉を通った瞬間、吹き出した。



「はっ?!強炭酸って…殺す気!?」

「買ってやったのに」

「強炭酸って悪意しか感じないんだけど」



キッと同じ目線にいる燈真を睨む。

だけどやっぱり燈真の方が眼力が強くて諦めた。


まったく……なんて言いながらも、口角が上がっているのが自分でもわかった。


でもそれも一瞬で、ふとした瞬間には無意識に口を開いていた。



「……消えちゃいそうで怖かった。このまま何処かに行っちゃいそうで。」



必死になって、目の前のものに集中したつもりだったんだけどな。

焦ってしまったのかも。

…いや、それとも────────



「……別に、僕が探すからどこにでも行けばいいよ。見つけてあげる、僕が、あんたを」



それとも、死んだらどうなるか聞いた燈真に、無意識に手を差し伸べていたのかもしれない。