「な、なにが起きてるの…?!」
「ヤバいくね?!」
あ、もちろん怪我人が出ない程度にだけど。
ふぅ、と腰に手を当て、最終決戦。
最後にバラそうと思って持ってきていた写真を黒板に貼り付け、おばさんの鞄を漁り、煙草を取り出した。
「な、なんだこれは…!」
学校中がざわつく。
やりすぎたかなぁ…とも思ったけど、星奈や一華が味わってきた辛い日々より、全然マシだ。
昨日一日中おばさんの後を着け、証拠写真を撮っておいたのだ。
「せっ、先生!違うんです、これは…!」
「話なら職員室で聞く。この件も含めてな。」
「それでこそ教師だ!」
今の先生の行動だけに、拍手を贈った。
よし!これで一件落着────────かと思いきや、終わりではなかったらしい。
なんなんだまったく。諦めの悪いおばさんだな。
ここはスパッと間違いを認めて、自分の犯した過ちを振り返るべきだろ…。
