Lonely daze




⋆ ・‎⋆ ・‎⋆ ・‎⋆

いや、探すのに時間がかかってしまった。

優の家は知っていたので、そこに行ったら優真もいたから意外と早く集まるのではと思っていたら、星奈と一華がなかなか見つからなくて。

手分けして探してやっと見つかったのだ。



「ごめんね、集まってもらっちゃって」

「いや、別いいけどどうかしたか?」



燈真の個室に集まってもらい、これからぼくのことを話すつもりだ。



「うん。記憶が戻ったから、一応お伝えしようも思って」

「え?!」

「ほんとに?良かったね伊緒ちゃん!」



こんなに喜んでくれるなんて、友達っていいなと思ってしまう。

協力してくれたからには、ちゃんと伝えた方がいい、よな…。


そう覚悟を決め、震える口を動かした。



「…小学1年生の時に親が離婚して、ぼくは父親の方に引き取られたんだ。」



兄は母親の方が進んで引き取り、ぼくは置き去り。



『頼む、子供を1人引き取らせてくれ…!私にとって救いは子供たちなんだ!』



と、何を思ったのかそんなことを言っていた父親。