Lonely daze




まぁでも、助かったといえばそうだ。

未だ嘗て、誰かの口論で助けられたことなどあるのだろうか。


いやなかなかないだろうな。


というか忘れていたけれど、課題の方はどうなったのだろうか。

みんな忘れてない?宿題のこと。

確か、ここに来る前に終わらせるとか何とか言ってたけど、みんな終わってないよね。



「お、お昼はどうするの?」



唇を尖らせて優と口論し合う星奈に、一華が止めに入る。

あ、そうだよ。お昼ご飯。食べなきゃ死んじゃうよみんな。

‎⋆ ・‎⋆

結局あの後、仲良さそうにみんなでカップラーメンを食べていた。

宿題のことを遠回しに聞いてみたけれど、上手いことスルーされて終わってしまった。

スルーの仕方がもうプロだった。常習犯だな。

今の時刻は午後17時を少し過ぎた頃。