それならぼくは?と思うだろうが問題ない。
お腹は基本すかないのだ。
幽霊だからね。そこの所は大丈夫だ。
「あぁ……やっと終わった…」
そう独り言を呟きながら、開けっぱなしだった冷蔵庫を閉める。
ほんとにマジで、冗談抜きで疲れた。
冷蔵庫に背を預け、息を吐く。
今日の晩ご飯は確か…カレー、だったかな。
行き来する間に、担当が決まったのだ。
料理担当が優と燈真。
洗濯担当が優真と星奈。
掃除担当が一華とぼく。
ということになっている、一応。
最初は、ぼくのことが見える燈真と一緒にやろうということになった。
だがしかし、だ。
料理は燈真に従って作らないと何かあってはだめだと、そういうことで燈真となった。
ぼくは料理ができるかどうかはわからないため、それに代わって優ということになっている。
優も料理はできるみたいだから、大丈夫だとは思う。
まぁ任せてみようではないか。
「あ、終わったの」
ぼーっとしていると、そんな声が聞こえてきた。
