まったく、なんてやり方だ…!
『これがわたしのやり方だ!!』ってか。
んなこたよりこの大量な荷物を片付けねばならんかった。
しばらく買い物をしなくていいように、星奈と一華があれやこれやと籠に詰めていた。
それが結構な量になり、これ誰が持ってくのという程袋にはたくさん詰められていた。
まぁ結局、力仕事は男に任せようということになり、優たちが「疲れた…」「手がとれそう」などと言いながら運んでくれた。
ちょくちょく休憩を挟みながら、やっと辿り着いたのだ。
お金も心配したのだけど、そんなの無用だと言われてしまった。
星奈が『夏休みの間、友達と別荘で遊ぶって言ったら5万くれたから大丈夫よ』
その金額にぼくらは一瞬耳を疑ったけれど、それなら、といった感じだった。
優も夏休みに入る前までバイトをしていたみたいで、持ってきてはいたみたいだけど。
優真も一華も燈真も、全財産を持ってきてはいるみたい。
