『ごめんなさいっ...今のなしっ。』


口の端で笑うルシル。


『そりゃ、優の魂に決まってんだろ。煙草みたいに持ち歩いて、吸えればいいけどな。』



『....。』

(自分から振っといてなんだけど。)


『ルシルもお兄さんみたくホストやったら?きっと一番になれるよ?』



『俺は雇い主で精一杯だよ。さっ、次ファミレスな。』


ルシルは元気よく歩き出した。