『じゃ、ちょっくら街に出るか。優目閉じて?』


『ん。』


ルシルが私の目にそっと手を乗せた。

それだけで心臓がどきどきする。


無意識に唇が軽く開く。


(私...どうしちゃったの?ルシルにキスされてから体が変。)


『....いーぜ。着いた。目開けて。』