『さて。』

ルシルはよいしょっ、と立ち上がり私に言った。

『仮契約も無事終わったし、ねぇちゃんは今日から俺の雇い主だ。』



『...雇い主。』


『だから、ねぇちゃんはまずいな...優様か?...優さん?...魔界ではマスターって呼ぶ奴もいるが...』



一人で悩んでる。



ちょっと可笑しい。