『あのね。私、みんなに邪魔されるから言いたくないって言ったけど、本当は逃げてた。私あんまり可愛くないし自分に自信ないし。』


『んな事ない!』


ルシルが珍しく強い口調で言った。


『ルシルはかっこいいよ、内面も外見も。劣等感があったのかも....でもね。』

ルシルの顔をしっかり見る。


『今はそんな事思ってない。自分の事、結構気に入ってるし、ルシルの事好きな気持ちは誰にも負けてない。』