私の彼は新米悪魔

もうすぐ体育祭。


私達は珍しく廊下を二人で歩いていた。


理由は簡単。日直だから。私の彼氏はルシルだって秘密だから普段はあんまり一緒にはいない。


『彼氏って言えばもっと一緒にいれるのに。優、なんのプレイだよ。』


口を尖らせてルシルが言った。


ちょっと可愛い。


『ルシルは女の子達に 人気があるの知ってる? よけい邪魔されちゃうよ? 人間の女の子は怖いよ?』


『ちぇっ。』


ルシルが日誌をくるっと回した。