私の彼は新米悪魔

『優。俺は諦めないから、絶対に。』


ルシルははっきりそう言った。



闇の中....。


『可愛い弟に恨まれて。嫌な役ですよ。』


ため息をつく。


『まぁ、出来るだけの事はしましょう。魔王様の所に案内して下さい。』


視線を下に落とす。


足元にはいつの間にか黒猫が寄り添うように歩いていた。