私の彼は新米悪魔

『行かないで!』


悲痛な叫び声。


そこには優が震えながら立っていた。


びっくりするほど顔色が悪い。


『な...んで...』


『お願い ルシル行かないで。』


優が叫ぶ。


『ルシルとは仮契約したんだよ。私の魂はルシルの物なんだから。』


『仮契約なんてどうとでもなる! 優を死なせたくないんだ。』


ルシルはルカを見た。


『優を連れて来たのは ルカ兄だな...なんでっ!』