私の彼は新米悪魔

二人で仰向けにって、空を見ていた。


綺麗な 青空。


『人間界の空って好きだ』
『魔界は違うの?』

ルシルは顔をこっちに向けて笑う。


『うーん。青空ってないな。赤っぽいぜ、夕焼けみたいな感じ。夜は一緒だな。月はでかいけど。』


『そうなんだ....』


(ルシルの育った場所、どんな所なんだろ。見てみたいな。)


『人間界は綺麗だよ。何もかも。俺は好きだ。』


『光栄です。』


ルシルと私は笑った。