私の彼は新米悪魔

『もう話し終わったから。バイバイ優ちゃん、ルシルくぅん。』


『....バイバイ。』

私は呆れてさっきの苛立ちが急に引いて行くのを感じた。


『優、平気?』


『大丈夫、ありがと。助かったよ....ルシルその髪...』


『ああ。クラスの女の子達だよ。写真はとるわ、いじられるわ、廊下に出れば他のクラスの女の子達まで居るし、俺りゃ人間の女恐怖症になりそうだぜぇ。』


ルシルは大袈裟に顔をしかめる。



私達は顔を見合せ少し笑った。



『あの...話しあるんだ。屋上いかない?』



『いーぜ。』



私は今日二回目の屋上へルシルと一緒に行った。