私の彼は新米悪魔

(本当、ムカついた。)


私は少し顔を上げて綾を睨んだ。


『さすがは馬鹿だから力強いね。大西君も引くんじゃない?その馬鹿面と馬鹿力。』


『このっ!』


綾は足を私の顔目掛けて振り上げた。


(絶対、目逸らすもんか)

綾を睨む。


その時。