あの日、夢を見た。

何かに吸い込まれる夢。あまり覚えていないけれど、誰かに手を差し伸べられていたような気がする。夢の中だけど、必要とされた気がする。

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平和な日常

「おはよう〜!今日の朝ごはんは〜?」
私の姉である萌衣(めい)が階段から降りてきた。
「もうできてるよ、それよりお姉ちゃん、時間大丈夫なの?」
現在の時刻は8時15分。私は学校へは行けない。行きたくないわけじゃない。行けないだけ…。。。
「うわっ、やばいよ!!!愛衣(あい)、もっと早く起こしてよおお!!!」
…いや知らないよって内心思っちゃったけど、学校に行っていない私には言われたくないか…。
お姉ちゃんは朝ごはんを容器に詰めてバックへしまって家を出た。

ここからは一人の時間。毎日毎日鬼のように学校から電話がかかってきて、相談乗るよ?とかそんな話をされる。私が行かなくなったのも深いわけがあるんだよって、大人が口を挟むなって思っちゃうよほんと…、、、

そんな大人の心配なんて、嘘に決まってるよ。ふ