死んだ彼が幽霊を成仏させてみせます!?

☆☆☆

3人でまず訪れたのは職員室だった。


しかし、今日は新聞部ですと嘘をつく必要はなかった。


「倉庫の鍵?」


近くにいた先生を呼んで、本館一階の倉庫室の鍵を貸してほしいと願うと、先生は首を傾げながら鍵を渡してくれた。


「あの部屋に授業に使えるものなんてあったか?」


「い、いろいろとあるんです!」


慌てて梓は言う。


あの部屋に入ったことは今まで一度もないから、適当に『授業で必要なものが倉庫室にある』と言ってしまったのだ。


「まぁいっか。鍵はちゃんと返しにこいよ?」


「はい! ありがとうございました!」


玲子と2人で深く頭を下げ、逃げるように職員室を後にする。


「ふぅ、危なかったね」


職員室から離れて、梓が息を吐きだした。