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教室へ戻る途中、不意に厚彦が険しい表情を浮かべて足を止めた。
梓も自然と歩調を緩める形になった。
「どうしたの?」
聞くと、厚彦はジッと倉庫を見つめている。
「この中に誰かいる」
「え? 誰もいないよ?」
人の気配は感じられない。
試しにドアを開けてみようとしたが、しっかりと鍵も掛けられている。
倉庫なのだから、普段から開いているわけもない。
すなわち、ここに入り込む生徒はめったにいないということだ。
「いや、絶対にいる」
幽霊の感というやつなのだろうか?
厚彦はかたくなにここに人がいると言い張っている。
でも、今は倉庫内を確認している暇はない。
「また休憩時間に確認しに来ようよ」
梓がそう言った時、次の授業開始を知らせるチャイムが鳴り始めたのだった。
教室へ戻る途中、不意に厚彦が険しい表情を浮かべて足を止めた。
梓も自然と歩調を緩める形になった。
「どうしたの?」
聞くと、厚彦はジッと倉庫を見つめている。
「この中に誰かいる」
「え? 誰もいないよ?」
人の気配は感じられない。
試しにドアを開けてみようとしたが、しっかりと鍵も掛けられている。
倉庫なのだから、普段から開いているわけもない。
すなわち、ここに入り込む生徒はめったにいないということだ。
「いや、絶対にいる」
幽霊の感というやつなのだろうか?
厚彦はかたくなにここに人がいると言い張っている。
でも、今は倉庫内を確認している暇はない。
「また休憩時間に確認しに来ようよ」
梓がそう言った時、次の授業開始を知らせるチャイムが鳴り始めたのだった。



