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ミヨさんが公園を出て10分が経過しようとしていた。
梓は自販機で買ってきたホットのお茶で両手を温めている。
そろそろ日が沈んできて、風が冷たくなってきた。
「いつまで待たせつもりだろうな」
さすがに不安になってきたようで、厚彦が呟く。
「まさか、怪しいから警察に連絡されてるとかじゃないよね?」
梓は最悪の事態を想像して青くなった。
「ちょっと、2人でなんて話をしてるの?」
玲子は厚彦の声は聞こえないが、なんとなく察したようで顔をしかめている。
「だって、どこへ行くのかも言わずに行っちゃったし」
「まぁ、待ちぼうけくらいされるかもしれないねぇ」
玲子は落ち着いた口調で言う。
「それじゃユキオさんが成仏できないじゃん」
「仕方ないでしょ。あたしたちが突然押し掛けたのが悪いんだから、また後日出直すか――」
玲子が途中で言葉を切り、公園の入口へ視線を向けた。
梓もそれにつられて視線を移動させる。
ミヨさんが公園を出て10分が経過しようとしていた。
梓は自販機で買ってきたホットのお茶で両手を温めている。
そろそろ日が沈んできて、風が冷たくなってきた。
「いつまで待たせつもりだろうな」
さすがに不安になってきたようで、厚彦が呟く。
「まさか、怪しいから警察に連絡されてるとかじゃないよね?」
梓は最悪の事態を想像して青くなった。
「ちょっと、2人でなんて話をしてるの?」
玲子は厚彦の声は聞こえないが、なんとなく察したようで顔をしかめている。
「だって、どこへ行くのかも言わずに行っちゃったし」
「まぁ、待ちぼうけくらいされるかもしれないねぇ」
玲子は落ち着いた口調で言う。
「それじゃユキオさんが成仏できないじゃん」
「仕方ないでしょ。あたしたちが突然押し掛けたのが悪いんだから、また後日出直すか――」
玲子が途中で言葉を切り、公園の入口へ視線を向けた。
梓もそれにつられて視線を移動させる。



