死んだ彼が幽霊を成仏させてみせます!?

☆☆☆

そして放課後。


梓と玲子と、厚彦の3人は書かれていた住所の近所までやってきていた。


閑静な住宅街で、大きな家が立ち並んでいる。


「なんか、あたしたちって場違いじゃない?」


玲子は早くも居心地が悪そうな顔をしている。


「大丈夫だよ。もっと胸張って歩いてれば、怪しまれないって」


梓は小声で答える。


怪しまれないようにしなければならないと感じるくらい、自分たちには不似合いな場所だと梓も自覚していた。


「ここだ」


厚彦が立ち止まって大きな家を見上げた。


黒い門扉の向こうに赤い屋根の三階建ての家がそびえたっている。


表札は確かに太田となっていた。