死んだ彼が幽霊を成仏させてみせます!?

☆☆☆

それでも、小さなお守りを探し出すのは簡単ではなかった。


25年も昔の出来事なのだ、すでにその場からなくなっていてもおかしくない。


野生動物に持っていかれたり、事故の時に一緒に回収されてしまった可能性もある。


次の休みが来る前に、もっと他に方法はないかと3人で考えるようになっていた。


「そういえば、ユキオさんの彼女の名前がわかったんだっけ?」


休憩時間中、玲子が梓に聞いてきた。


「うん。ミヨちゃんって呼ばれてた。名字まではわからなかったけど」


「25年前の生徒でミヨって名前の人を探してみない?」


玲子の提案に梓は目を見開いた。


「そっか。お守りを作った本人に会うことができれば、無念の晴らす方法を考えられるかもしれない!」


そうなると後は行動するのみだった。


いつものように職員室へ行き「新聞部です!」と、胸を張って言う玲子。


何度もこのセリフを聞いているせいで、本当に自分たちが新聞部になった気になってきた。