もうすぐ15時。心が躍る。

「紗希ちゃんもう休憩入っていいよー!」
「はーい!ありがとうございます」

バイトリーダーの遥さんに会釈して休憩に入る。
. 彼まであと5m。
.
.
.
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ピピピピ、、ピピピ、、
目覚ましの音で目が覚めた。

「はぁ〜、今日頑張ったら明日から夏休みだ」
重い身体を無理やり動かし学校の支度をした。

「紗希!おはよう!」
学校に着くと元気よく挨拶をしてくれる智子。
智子とはもうかれこれ12年になる。

「ところでさ!夏休みどうせ暇でしょ?
 知り合いがやってる海の家のバイト一緒に行こ
 うよ〜。」
「何、どうせって笑
 まあ、暇だから行くけどね」
「よーし決まり!
 そこの海ほんとに綺麗なんだよね」
「へぇ〜そうなんだ。なんだか楽しみだね」

たわいもない話に花を咲かせていると、
SHRの始まりを告げるチャイムがなった。